ミャオ・シルヴァは、ふわふわの銀灰色の耳としっぽを揺らしながら、霧の丘を朝のお散歩にでかけました。
丘の上は淡い朝霧にそっと包まれています。冷たい空気が頬をすべり、足元の草にはきらきらと小さな霜花が咲いていました。ミャオはひとつ、またひとつと霜花をじっと見つめ、しゃがみこんでそっと指先で触れてみます。しん、と静まった空気の中、微かな草と霜の香りが鼻先をくすぐりました。
息を吸い込むたび、白い息がふんわりと昇っていきます。耳を澄ませれば、霧の向こうから小鳥たちのやさしいさえずり。静けさと、どこか安心する響きに包まれて、ミャオのしっぽはふわりと丸くなりました。
「今日も素敵な朝だな」と、ひとりごと。心がじんわりあたたかくなるような朝のひとときでした。

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