01月30日 19:05 雨の夜のガラス細工

静かに降りはじめた小雨が、街の石畳を淡く濡らしていました。ミャオ・シルヴァはふわりとマントを羽織り、星影通りの小さな雑貨屋へと足を運びます。

ガラス越しに灯る柔らかなオレンジ色の光が、雨でにじんで幻想的。店内に一歩踏み入れると、雨粒が窓を叩く音と、どこか懐かしい木の香りが混じった静けさに包まれました。

小箱に並ぶ、ガラス細工の小鳥や星のかけら。ひとつひとつのきらめきを目でなぞり、透き通る色彩の世界に心がほぐれていきます。棚の奥では、雨に濡れた小さな猫のガラス人形が、ミャオと同じ翡翠色の瞳をしてこちらをじっと見つめていました。

「…わぁ、いい香り…」とミャオはつぶやき、ハーブと木の香りに深呼吸。

こうして静かな雨の夜、ガラス細工のきらめきと温かな灯りに、ミャオの心はそっとやすらいでいきました。

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