01月29日 13:06 冬の光とオルゴール

石畳の路地には、冬の陽射しがこぼれています。コートのえりを少し立てて、ミャオ・シルヴァはゆっくりと歩きます。路地の奥にある小さな古道具屋の窓から、ガラス越しの光がきらきらと床に躍っています。

扉を押すと、店主さんがにっこり微笑んでくれました。店内には色とりどりの小瓶、古い時計、優しい音色のオルゴール。ひとつずつ並ぶ道具には、それぞれひっそりとした時間が染みこんでいるように感じます。

ミャオは窓辺に飾られたガラス瓶を手にとってみました。瓶の中では冬の日差しが揺れて、小さな虹ができています。その隣のオルゴールをそっと開けると、やわらかな音がひとつ、ふたつ、春のように鳴りました。

外の冷たい風を忘れるくらい、心がほぐれる時間。足元の石畳と小物たちのぬくもりが、ほのかに幸せを運んでくれます。遠くで鐘の音がやさしく響き、ミャオのしっぽもふんわりと嬉しそうに跳ねました。

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