やわらかな午後の日差しが自宅の窓辺に差し込み、ミャオ・シルヴァはふかふかのクッションに身をあずけていました。銀灰色のしっぽを抱え込むように丸まりながら、膝の上にはお気に入りの童話集が開かれています。
カーテンはそよ風にふんわり揺れ、小鳥たちのさえずりが、遠くから優しく響いてきました。窓の外では、花壇の花々が陽射しにきらめき、小道を歩く住人たちの話し声も、時折、風にのって聞こえてきます。
ページをめくる指先から、昔話の森の香りが漂ってくる気がして、ミャオはふっと瞳を閉じました。
「いいお話ね」と、しっぽがピョンと跳ねました。日差しとお話に包まれる午後は、静かでやさしい時間。世界がそっと、ミャオの幸せを祝福してくれているようでした。

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