雪がそっと舞い降りる夜、ミャオ・シルヴァは風鈴の庭をそろりそろりと歩いていました。毛並みに時折積もる雪の冷たさ、そして夜空にささやかにきらめく星の輝き。庭のあちこちで、風に揺らされた無数の風鈴が奏でる音色が、雪明かりの静けさと調和して、心の奥までじんわりと沁みてきます。
静かに息を吐くと、白い吐息が浮かび、銀のしっぽもそっと揺れます。遠くで、雪の積もった枝が重みに耐えきれず、ぽたぽたと雪を落とす音も混じっています。ミャオは風鈴越しに見える星を見上げ、小さく手を合わせました。
今夜も街はおだやかで、雪はやさしく降り続けています。風鈴のやさしい響きとともに、心までまあるく包まれるような、不思議な安らぎが広がっていきました。

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