ミャオ・シルヴァは朝の静けさの中、自宅の窓辺に座っていました。ふわふわの毛布とクッションに包まれた彼女の足元には、銀灰色のしっぽがぐるりと巻かれています。
窓の向こうには、まだ少し寒さの残る曇り空。やわらかな光が灰色の雲を透けて降り注ぎ、部屋の中にもやさしい明るさが広がります。時折、庭木にとまった小鳥が楽しげにさえずり、小さな音だけが世界を包み込む朝です。
今日のミャオの手元には、春色の布と、細やかな針と糸。のんびりとした手つきで、布細工の小さな袋を縫い上げていきます。その合間に、彼女の耳がぴくりと動き、尾が満足げにぴょんと跳ねました。
「うん、いい感じ…」
やさしく微笑んで、ミャオはできたばかりの小袋を手のひらで包み込みました。部屋じゅうにたちこめる午後のやわらかなぬくもりと、ほのかな糸の香り。そして、また静かに、彼女の日常の小さな幸せが始まります。

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