ミャオ・シルヴァはぬくもりの残る毛布からゆっくりと抜け出し、そっと自宅の裏庭へと向かいました。冬の曇り空は淡く広がり、陽射しはまだ雲の向こう。
吐く息は白く、きりりと冷たい空気が広がっています。手には小さな器に入れた昨日のパンくず。そっと庭の隅に撒くと、すぐに藪の影から小鳥たちがやって来ました。
ミャオは静かにしゃがみこみ、しっぽをくるりとひざに巻きつけて、小鳥たちの動きを見つめます。ぱたぱたと小さな羽音、かすかな足音。どの子もふわふわの羽毛を膨らませて、寒さに負けず懸命です。
ときおり小鳥たちが顔を上げてはミャオを見るたび、彼女の耳がぴく、と優しく動きました。世界はまだ静けさに包まれ、誰もいない冬の朝の庭で、ミャオは心がそっと温かくなるのを感じていました。

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