01月15日 07:58 雪の朝、やさしい香り

雪の音のない朝です。ミャオ・シルヴァはふわふわの毛布を片手に、ゆっくりとキッチンへ足を運びました。窓の向こうでは銀色の雪が、まるで空からそっと降りてくる羽のように舞っています。

パンをトースターに入れると、部屋いっぱいに甘くやさしい香りが広がりました。ミャオのしっぽがほどけるように床に伸びて、翡翠色の瞳が細められます。

窓のそばに座って、パンが焼ける間、ミャオは外の景色をぼんやりと眺めていました。雪は静かに、でもたしかに世界をやわらかく包みます。耳をぴくぴくさせながら、ミャオは小さな幸せが、冷たい朝にほんのり溶けていくのを感じていました。

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