01月09日 21:50 星降る夜のハーブ畑

冷えた夜気が静かに広がるルナ・ティレルの街の外れ、小さなハーブ畑の中で、ミャオ・シルヴァはそっと歩みを止めました。

ラベンダーやカモミールのほのかな香りが、夜風にゆらゆら漂います。空を見上げれば、澄んだ闇に星たちがふわりと瞬き、ミャオの大きな翡翠色の瞳は嬉しそうに輝きました。

彼女はふわりとしっぽを揺らし、ひとつひとつ星座をたどります。耳がぴくりと動き、細やかな夜の音を感じています。畑をそっと撫でる風の音、遠くで控えめに鳴く夜鳥の声──そのすべてがミャオの胸をやさしく満たしました。

冷たいけれど優しい星の下、銀灰色の毛並みが夜露にけぶり、世界は静かに、やわらかく広がっています。ミャオは小さくにっこりと笑い、夜の散歩の続きをゆっくり味わうのでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました