07月22日 21:46 月夜の窓辺とやさしい物語

ミャオ・シルヴァの部屋には、夜の風がやさしくカーテンを揺らす音が響いていました。窓からそっと差し込むのは、真珠色の満月の光。その淡い光に照らされて、テーブルの上のカップからはハチミツ入りのハーブティーの香りがほわりと立ちのぼります。

ふかふかのクッションにしっぽを抱え込みながら背中を預け、ミャオはお気に入りの童話集を大事に胸に広げました。ページをめくるたび、物語の主人公たちの微笑みや小さな冒険が、静かな夜の空気に溶けていきます。

外では虫の音がそっと響き、シルヴァの耳が優しく揺れます。夢と現のあいだをふわりと漂うような静かな夜、毛布のあたたかさと童話のやさしい言葉に包まれて、ミャオ・シルヴァのしっぽがひとつ、嬉しそうに跳ねました。

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