01月02日 18:08 ほのかな月明かりとハーブティー

月読通りの石畳は、昼の光が消えかけて優しい藍色に染まっていました。ミャオ・シルヴァはお気に入りのベンチにちょこんと座り、左手でマフラーの端を軽く握りしめます。

両手に包まれたハチミツ入りハーブティーの温かさが、指先から頬へ、ふわりと伝わっていきました。通りを渡る冷たい風が、ミャオの銀の髪とふわふわのしっぽをそっと揺らします。その度に、翡翠色の瞳は、そっと空を見上げました。

ささやかな街灯が灯り、淡い光の粒となって通りを飾ります。空には小さな月が、雲の隙間から丸く顔をのぞかせました。その月を見ながら、ミャオは静かに微笑みます。「こんな静かな夜も、いいなぁ」――温かな香りと静寂のなか、心はほっこりと丸まっていきました。

夜の始まりの澄んだ空気と、ハーブのやさしい香り。いつもと違う景色が、今日の思い出をそっと優しく包み込んでくれたのでした。

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