12月28日 20:32 夜霧の丘と静けさの星

ミャオ・シルヴァは、ルナ・ティレルの静かな夜の町を抜け、ふわふわのマフラーを首に巻いて霧の丘へとやってきました。丘に立つと、足元には薄く白い霧が流れていて、月明かりと遠くの家々の灯りがやわらかくにじんでいます。

冷たい空気は、しっぽの先までしんと染みわたりましたが、不思議と心は温かでした。耳を澄ますと、微かな草の匂いや、どこかで鳴く小さな虫の声が夜に溶けて響きます。

ミャオは歩きながら、時折立ち止まっては、夜霧の奥に見える星の瞬きに翡翠色の瞳を輝かせました。しんと静かな世界の中、何も特別なことは起きません。それでも、この時間と夜の丘に包まれることが、何より幸せだと感じる夜でした。

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