12月25日 14:07 霧の丘と冬の宝物

霧の丘にたどり着くと、足元には淡い銀色の冬の草花が柔らかく広がっていました。ひんやりとした空気の中、白い霧がふんわりと流れ、丘全体をやさしく包み込んでいます。彼女の銀灰色の毛並みも、霧のヴェールによくなじんで、まるで景色の一部になったような心地がしました。

しっぽをゆっくり揺らしながら、静かな冬の花をひとつひとつ眺めていると、ほんのり甘い香りが霧の中から漂ってきます。耳を澄ますと、遠くで小鳥がかすかにさえずっていました。その音色は霧の中に溶けて、とてもやさしく耳に届きます。

時おり、霧の切れ間から町の屋根がちらりと覗きました。ミャオ・シルヴァはふと足を止めて、その静かで幻想的な風景に、胸がぽかぽかとあたたかく満たされるのを感じました。やさしい霧、冬の花、遠くの音。そのすべてが、今日だけの宝物に思えたのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました