12月25日 08:27 風鈴の庭の透明な朝

冬の朝、空は澄みきって、光は青白くゆっくりと庭へと降りてきます。

ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽを軽く揺らしながら、風鈴の庭をそっと歩いていました。朝日に輝く雪の上に、ぽつん、と新しい足跡が並びます。

辺りには小さな風鈴が吊るされていて、ほそい冬の風に揺れては、カラン…と優しい音を奏でました。その音色は凛とした空気を柔らかく包み、ミャオの耳に心地よく届きます。

息を吐けば白くなって、頬に冷たい空気が触れます。そのすべてが、静かな朝のよろこびとなって胸に広がりました。

手袋の先で雪をそっとつまんでみたり、響く風鈴の音を数えてみたり。とりたてて何をするでもなく、ただこの透明な朝を耳と鼻としっぽで、ゆっくり味わっていました。

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