雪の降る夜は、音がすべてやさしく包み込まれるようです。
ルナ・ティレルの静かな住宅街で、ミャオ・シルヴァはあたたかな部屋の中。小さなキャンドルを並べて灯すと、銀灰色の毛並みにオレンジ色の光が揺らめきます。窓の外はしんしんと雪が舞い、街灯の明かりもぼんやりとかすんで見えます。
ふわふわの毛布に深く包まれて、ミャオはゆっくりとハチミツ入りのハーブティーを口にし、優しい香りとぬくもりに瞳を細めます。耳がぴくりと小さく動き、しっぽは柔らかく足元で丸くなっています。
遠くで鐘の音がひとつ、ふたつと小さく響きます。ミャオは胸の中で小さな幸せがふくらんでいくのを感じながら、今夜の静けさにそっと「ありがとう」とつぶやきました。

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