ミャオ・シルヴァは、ゆっくりと目を覚ましました。今日の空気はやさしい初秋の匂い。銀灰色のしっぽを伸ばし、庭先のテーブルにお気に入りのクロスを敷くと、焼きたてのパンとハチミツの瓶、温かなシナモンハーブティーを並べました。
雲はちぎれ雲になって、青空をゆっくりと次々に渡っていきます。遠くの樹々が優しく揺れるたび、ほのかな草の香りが舞い込んできて、ミャオの耳もぴんと立ちます。しっぽは心地よさに小さくゆらり。
パンをちぎり、ハチミツをひとすくい。ほおばると、甘くて、やわらかな季節のぬくもりが口いっぱいに広がります。そよ風と陽差し、そして空の広がりの中で、ミャオは小さな幸せを両手に抱え、今日の始まりを心から味わっていました。

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