12月18日 14:47 霧の丘に咲く小さな冬花

霧の丘は、今日もほんのり白い霧で包まれていました。でも午後の日差しが、ゆるやかに雲間から差し込み、霧の中にやわらかな光の模様を描いています。

ミャオ・シルヴァはゆっくり丘を登りながら、しっぽをふわりと揺らしました。冷たい空気を吸い込むたび、心までしんと澄みわたるようで、耳がそっと立ち上がります。足元には冬の間もひそやかに咲く、白や淡い紫の小さな野花たち。ミャオはしゃがんで、小さな花にそっと顔を近づけ「わぁ、こんなところに」と微笑みます。

霧の中で聞こえるのは、遠くで流れる小川の音と、鳥たちの優しいさえずり。ミャオはしばらくその場に座り込み、静けさを味わいながら、手のひらほどの草花を大切そうに眺めました。霧の光に包まれたこのひとときが、胸の奥にそっと小さなぬくもりとなって残るようでした。

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