丘へ続く小道を、ミャオ・シルヴァはゆっくりと登っていきます。昼下がりの空気はほんのりと甘く、淡い霧が丘をやさしく包み込んでいます。草の間に咲く野花が揺れ、しっとりと濡れた苔は柔らかく、ミャオのしっぽも嬉しそうにふんわりと揺れました。
持ってきた布と針を取り出し、小さな花の模様を縫い始めます。丘を渡る風は涼やかで、時折遠くで小鳥のさえずりが聞こえてきます。手元に夢中になりながらも、ミャオは青空と流れる雲を時折見上げ、季節の移ろいを深く感じていました。
やさしい風と静かな時間に心がほどけていきます。「今日もよい午後だな」と、ミャオはそっと微笑みながら、静かな幸福を胸に刻みました。

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