08月01日 10:19 霧の丘の朝スケッチ

霧の丘には、まだ夜明けの名残がふんわりと漂い、朝露で草たちはきらりと輝いていました。ミャオ・シルヴァは銀のしっぽをぴょこんと立て、大好きなスケッチブックを胸に抱え、小道を静かに歩きます。

遠くで鳥のさえずりが響き、野の花は霧のヴェールの中で優しく色をまとっています。シルヴァは草に手を添えて、そっと花の香りを感じてから、ひとつ、またひとつとページに描き映していきました。

やわらかな光が丘を包み始めると、ミャオの翡翠色の瞳も微笑みで満ちます。空は次第に晴れやかになり、世界がひとつ息をついたような、静かで美しい朝。シルヴァの心も、のびやかに広がる風景と溶け合うようでした。

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