08月17日 19:27 パン屋の窓辺、雨の黄昏

小雨がそっと地面を濡らしていく黄昏時、ミャオ・シルヴァは町のパン屋へ足を運びました。窯からただよう焼きたてパンの香りに、心がふわりと温かくなります。ガラス窓の外では、ポツポツと淡く灯る街灯が、雨粒に優しく反射していました。

柔らかなクッションのきいた奥の席へと腰を下ろすと、パン屋のおじさんが笑顔でハーブティーと小さなパンの盛り合わせを運んでくれました。ミャオはパンをひとかじり。外はカリッと香ばしく、中はふんわり甘い生地。ハーブティーの優しい香りとともに、体の奥からほどけていくような安らぎを感じます。

耳を澄ますと、店内にはパンを並べる音や静かに響く釜の温かな音が混じり合い、しっぽがぽんと嬉しさにはねました。窓越しの雨音を聞きながら、ミャオはそっと目を閉じて「今日もいい一日だなぁ」と小さく思ったのでした。

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