06月09日 10:47

朝の光がやさしく揺れる風鈴の庭で、ミャオ・シルヴァは小道をふわりと歩きます。柔らかな風に風鈴が澄んだ音を重ね、銀灰色の毛並みに光がそっと落ちました。

庭のあちらこちらで、色とりどりの小さな花が目を覚まし始めています。ミャオは目を細めて、それぞれの花の香りを吸い込みました。よく見ると、一番奥の木の陰で、新しい蕾がひっそりと揺れています。

「この子、昨日はいなかったよね…」と心の中でつぶやきながら、シルヴァのしっぽも嬉しそうに優しく揺れました。風の音、花の薫り、草のやわらかな感触。そのすべてが朝の穏やかさに溶けていきます。

今日も美しい時間が、風鈴の音とともに静かに流れていました。

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