ミャオ・シルヴァは、ふわふわのクッションに身をあずけ、ぽかぽかとした暖炉の炎を背に感じながら、夜の静けさに包まれていました。
ふと耳をぴくり、と動かして窓の方を見ると、厚いカーテンの向こうにちらちらと雪が舞っています。シルヴァはそっと立ち上がり、毛布を肩に羽織ると、柔らかな足取りで窓辺に近づきました。
ガラス越しの外は一面の銀世界。街灯の灯りが雪に溶けて淡い金色となり、音もなく静かに雪が降り続けています。ときおり遠くで鐘の音が鳴り、その余韻がゆっくりと夜に溶けていきます。
ミャオはしっぽを膝に巻きつけて窓辺に座り込み、温かなハーブティーのカップを両手で包みました。ハーブとハチミツの優しい香りが、ほっと心を和ませてくれます。
こうしていると、世界がとても穏やかに感じられて、ほんの少しだけ耳としっぽがうれしそうに揺れてしまいました。

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