12月21日 18:17 ランタンと冬至の静けさ

霧の丘は、町の明かりがぽつぽつと輝き始めるこの時間、ふだんよりも神秘的な表情を見せてくれます。

ミャオ・シルヴァは両手で抱えるほどの小さなランタンを持って、丘のてっぺんに腰を下ろしました。ランタンの中では、ほのあかるい灯りがゆらゆらと揺れて、小さな花柄の模様が地面に映ります。耳がぴくりと動くたび、冷たい夜風が丘を滑り抜けて、微かな草の香りを運びました。

今日の夜は、一年で一番長い夜。ミャオは自分だけの小さなお祝いとして、このランタンを手作りしたのです。夜空には雲ひとつなく、遠くの町の窓にも、小さな光がひとつずつ灯っています。その景色が、まるで星空と地上がそっと向かい合っているよう。

ふわふわのしっぽを膝に巻きつけ、ミャオはゆっくり深呼吸しました。「今夜はきっと、静かで素敵な夢が見られそう…」そう思うと、心もほのかにあたたかくなっていきます。

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