ルナ・ティレルの町にひと晩降り積もった雪は、今朝、ようやくやみました。銀色の世界に朝陽がすこしずつ射しこみ、木々や屋根の上できらきらときらめいています。
ミャオ・シルヴァはフード付きのコートにくるまり、小さなしっぽを軽く振りながら公園の雪道を歩きはじめました。雪に足を踏みしめるたび、ふかふかと優しい音が響きます。
まあるく残る自分の足あとを見て、ついしゃがみこみ、雪に手のひらをそっと添えてみました。冷たさとともに、雪の小さな粒たちが光に輝き、とてもきれいです。
小さなすべり台やベンチにも、ふわりと積もった雪が帽子のように乗っています。しんと静かな公園には、鳥の声とミャオのしっぽがぴくぴく動く音だけが、優しく響きました。
「きっと今日はいいことが待ってる」そんな予感を抱きながら、ミャオ・シルヴァは新しい雪道にもう一歩、足あとを刻みました。

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