外はひっそりと静かな午後。窓の外ではしとしとと雨粒が葉っぱに音をたてて降り注ぎ、街を淡い霞で包んでいました。
ミャオ・シルヴァは窓辺にお気に入りの毛布を巻きつけて座り、手芸箱をごそごそと開きました。今日は小さなフェルトのきのこを作ることに決めていました。針を手に取ると、その先端に小さな赤いフェルトを通し、ふわふわした感触を楽しみながら静かに縫い合わせていきます。
ときどき、窓に流れる雨粒の音に耳をすませたり、ふいにしっぽが丸まってぬくもりを感じたり。銀灰色の毛並みに雨の日の淡い光がやさしく触れて、世界がふんわりやわらかに包まれているかのようでした。
やがて、掌の中には愛らしいきのこが生まれます。ミャオは満足そうに微笑み、お気に入りの小物棚にそっと飾りました。雨の日も、心は優しくあたたかく過ごせるのです。

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