11月18日 18:59 夕暮れの風鈴庭園

風鈴庭園の夕暮れは、ほんのりと空が薄紅色に染まり、どこか夢の中のような静けさが広がっていました。

ミャオ・シルヴァは、ふわりと伸びをしてから小径に足を踏み入れます。秋の冷たい空気がやさしく頬を撫で、銀色のしっぽがそよ風でわずかに揺れました。木々の間を、数えきれないほどの風鈴が揺れ、カラン…カラン…と澄んだ音色を運んでくれます。

ひととき立ち止まり、そっと目を閉じると、心の奥まで優しい音が沁み込んできました。ゆっくりと吸い込んだ空気に、遠くハーブの香りが混じります。きっとどこか近くで、誰かが今夜のためのハーブティーを摘んでいるのでしょう。

小道の先には、夕暮れを映すガラス風鈴がひとつ、きらりと陽の名残を返していました。ミャオ・シルヴァはそれを見上げて、ふっと小さく微笑みます。「今日も、いい音…」心がぽかぽかして、しっぽが静かにふわりと跳ねました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました