街の外れにはひっそりとした木造の古い図書館があります。今日は、透き通るような青空と低くなってきた秋の日差しに誘われて、ルナ・ティレルを出てその図書館へと足を運びました。
静かな館内には、木の棚がやさしい色をまとい、窓から差し込む光が床に柔らかい模様を落としています。ミャオ・シルヴァはお気に入りの窓辺の席に腰掛けると、大きな翡翠色の瞳を伸びやかに細めて、童話集のページをめくりました。
本の中の物語と、窓の外で色づく木々や静かな空気が溶けあったように感じます。冷たい空気と本のぬくもり、紙の香りと木の床の深い匂い…しっぽの先を膝の上で丸めて、静けさの中で小さな幸せを集めながら、時間を忘れて物語に夢中になりました。

コメント