黄金色のすすきが風にそよぐ頃、ルナ・ティレル北の草原は、夕暮れの光でやさしく染まっていました。
ミャオ・シルヴァは、そっと揺れる小さな木のブランコに腰かけます。枝に結んだ布の紐がきしみ、小さな身体をふわりと運びました。しっぽもブランコに合わせてゆらりと舞い、耳は風の音にぴくぴく反応します。
秋の空気は透明で、ひんやりと心地よく、彼女の銀灰色の毛並みが夕日でほんのり金色に染まります。すすきを抜けて駆け抜ける風は、くすぐるほどやさしい音を運んできて、ミャオは目を細めながらその響きに耳を澄ませました。
遠くに見える街の灯りがぽつりぽつりとともる頃、世界は穏やかな静けさに包まれます。ふと頬に触れる冷たさを感じて、ミャオは「そろそろ帰ろうかな」と小さくつぶやきます。
今日もまた、大好きな自然と、やさしい時間に包まれた一日でした。

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