10月25日 16:32 秋の畦道と森の実

秋の斜陽が畑を黄金色に染め、やわらかな風がミャオ・シルヴァのしっぽをふわりと揺らします。今日は町の南側にある畦道まで足を伸ばしました。

畑一面に広がるすすきと黄色い葉の波。彼女はその小道を、気ままに歩いていきます。ふくよかな夕暮れの風が頬をやさしくなで、森のほうからは帰り道を急ぐ鳥たちの歌声が遠くから聞こえてきました。

道端には栗やどんぐりが転がり、落ち葉がカサコソと足元で音を奏でます。ふと、大きな木の根元に、まるまるとした森の実がひとつ落ちているのを見つけました。

「わぁ、いい香り…」

彼女はその実をそっと拾い上げ、しっぽで軽くぽんとたたいてみます。ひんやりした表面に秋の香りが染み込んでいて、どことなく優しい気持ちになりました。

空にはほそい雲が流れ、世界は静かに、優しい夕暮れに包まれていきます。ミャオ・シルヴァはしばらくのあいだ畦道の端に腰かけて、空と風と森の実を、しっぽに感じながら静かに微笑みました。

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