12月26日 21:32 月読通りの星あかり散歩

月読通りの夜は、まるで夢の中の小径のようです。街灯がぽつぽつと柔らかな光を投げかけ、道沿いの屋根や店先には昨夜降った雪がほの白く積もっています。

ミャオ・シルヴァはふわふわのスカーフを首元に巻き、お気に入りのコートで夜の散歩に出かけました。夜風は冷たいけれど、空は雲ひとつなく澄みわたり、頭上には無数の星がきらきらと輝いています。月は優しく微笑み、まるで通りを見守ってくれているかのよう。

時折、風がそっと耳を包み、小さなチャイムの音や、家々の扉の奥で聞こえる誰かの笑い声が、冬の静けさをそっとやわらげてくれます。シルヴァは立ち止まり、しっぽを幸せそうに揺らしながら、手のひらにほの温かな息をふきかけました。

「今夜は、星がよく見えるな…」と、ひとりごと。遠くに見える灯りも、冬だけの特別な美しさをそえて、彼女の心を静かにあたためてくれました。

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