ミャオ・シルヴァは、ふわふわの銀灰色のしっぽをゆるり揺らしながら、家の近くの風渡りの小道を歩いていました。今日の空は澄みわたり、雲もほとんどありません。
小道の両脇には秋の木々が立ち並び、金色や橙色の葉が風にゆれるたびに、ほそやかな音を立てていました。夜はやや冷んやりとしていて、シルヴァの耳先がぴくりと動きます。
頭上の夜空には、点々と星たちが姿を現し始めていました。「あ、あそこに今夜一番星」とそっとつぶやき、小さな幸せに目を細めます。
足元には枯れ葉が重なり、優しく踏みしめるごとに柔らかな音が響きます。風に運ばれてくる土と木の匂いも、どこか懐かしく、心をぽかぽかにしてくれるのでした。
小道の途中、シルヴァはゆっくりと立ち止まり、夜の静けさと木々のさやぎ、そして自分だけの星の時間を胸いっぱいに吸い込みました。

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