06月17日 15:04 雨上がりの布屋

雨上がりの路地裏には、まだ小さな水たまりが陽にきらめいていました。

ミャオ・シルヴァは銀色のしっぽをゆっくり揺らしながら、路地に佇む小さな布屋へ入りました。店先の窓には、柔らかな日差しが射しこみ、カラフルな布地を虹色に染めています。しっとりとした空気の中、微かに漂うラベンダーとコットンの香り。

彼女はふわふわとした肌触りや、手のひらになじむ優しい色合いの生地を一つ一つ手にとりました。お店の奥からは裁縫道具がやさしく鳴る音。外にいた猫たちも、雨上がりの匂いと小鳥のさえずりに誘われて、軒先で丸くなっています。

「この淡い青色、クッションカバーにしたら素敵かな?」と、胸がときめきます。布たちの静かな囁きを感じながら、ゆったりとした午後のひとときを過ごすのでした。

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