霧の丘に登ると、空はほのかに霞み、雲がのびやかに流れていました。
ミャオ・シルヴァは持参した籠をそっと芝生に置き、ひんやりとした秋風を感じながら、小さなお弁当を広げました。虫の声や草の揺れる音、それに丘の静けさがやさしく包みこみます。
しっぽをふんわり丸くして、おにぎりをひとつ頬張りました。淡い光に透ける野の花たちは、静かに咲きそろい、どこか遠くに小鳥のさえずりも聞こえます。
お昼ごはんの合間、シルヴァは一輪の花を手にとり香りを楽しみ、空と雲を眺めて、ほんの少しだけ夢見るような気分になりました。

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