09月12日 18:12 星影通りの小さなおみやげ

夕暮れが静かに街を包み始めた頃、ミャオ・シルヴァは星影通りの雑貨屋の前に立ち止まりました。橙から青へと移ろう空の下、店先のランプがぽっと灯り、まだ新しい夜を優しく迎えています。

人通りも減って静まり返った通りは、どこか不思議な温かさで満ちています。ミャオはそっと扉を開けて中に入ると、ふわりと香る木と蝋の匂い。棚には異国の小瓶やカラフルなボタン、不思議な模様のノートたちが並び、シルヴァの好奇心をくすぐります。

翡翠色の瞳がきらりと輝き、小さなガラスの鈴を手にしてしっぽが嬉しそうにぴょんと跳ねました。薄暮の風が店先をそっと撫でていき、ミャオは店主に軽く会釈しながら、両手で小物を大切に包みます。

今日もまた、思いがけない発見に心が温かくなった静かな、秋の入り口の夕べでした。

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