町を離れ、小道の先に広がるひまわり畑までやってきました。
空は高く晴れ渡り、まぶしい陽射しが銀灰色のしっぽをやさしく撫でます。ひまわりたちは背伸びをするように、まっすぐ太陽へ顔を向けていました。ミャオは、小さな影を作る花の間をそっと歩きます。
夏の草の匂いと、土の暖かい香りがふわりと混ざって、耳がぴくりと動きました。ときどき小さなてんとう虫が茎をのぼり、遠くでは蜂の羽音が聞こえます。
「いいお天気で、ひまわりもみんな、嬉しそう」
そうつぶやきながら、明るい金色の海の中でゆったりと深呼吸をしました。ミャオのしっぽも、陽だまりの中で嬉しそうに揺れていました。

コメント