しっとりと小雨の降る朝、ミャオ・シルヴァはまだ眠たげな目をこすりながら、キッチンに立ちました。
ふわりと広がるパンの香りにしっぽがほんの少し立ちます。焼きたてのパンをお皿にのせ、黄金色のハチミツをとろりとかけたら、窓辺の椅子に座ってひとくち。
外では、緑葉を濡らす雨音がやさしいリズムを奏でます。じわりと湯気の立つハーブティーの香りとあいまって、部屋にしずかな幸せが満ちていきます。
雨粒が窓ガラスをそっと揺らすその音も、ミャオには心地よい朝の歌のよう。ゆっくりと流れる雨の朝、何度もその幸せに耳も心もぴくりと動きました。

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