10月09日 14:23 風鈴の音と秋雲と

秋の午後、風鈴の庭は陽射しにきらきらと満ちていました。ミャオ・シルヴァは小さなベンチに腰掛けて、ふんわりとひろがる雲の列を見上げます。

風がふわりと吹き抜けるたび、透明な音色が庭全体を包みます。ひとつ、またひとつ……それぞれ違う響きが、静かな秋の空に溶けていきました。

ミャオの銀灰色のしっぽも、そよ風と一緒にやさしく揺れます。翡翠色の瞳に映るのは、青高い空とゆっくり動く秋雲。しあわせは、こんな静かな瞬間にそっと忍び寄るのです。

ミャオは指先で風を感じ、耳をぴくぴく動かしながら、心の中で「今日の空も、本当にいい感じだなぁ」と呟きました。

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