08月19日 18:20 風鈴の庭のやすらぎ

風鈴の庭には、夏の夕暮れを告げるやさしい金色の光が差しはじめていました。

ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽをベンチの横に預け、木漏れ日の下で静かに座ります。頭上には大小さまざまな風鈴が並び、風が吹くたびにきらきらと控えめな音色を揺らしていました。その音は透明で、どこか懐かしく、耳先で夏の記憶をそっと囁きます。

庭を包み込むそよ風と、微かに香る草のにおい。翡翠色の瞳で空をぼんやり見ていると、雲がゆっくり形を変えながら流れていくのが見えました。気持ちもゆっくりとほどけていきます。

シルヴァは風鈴の音に耳を澄ませながら、「今日も、やさしい時間だなぁ」と、心の中でつぶやきながら、ゆっくりと目を閉じました。

その瞬間、夏の終わりの涼しさと、静かな幸せが、胸の奥にそっとしみ込んできました。

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