08月08日 16:45 ハーブ畑でひとやすみ

ミャオ・シルヴァは、街の南はずれに広がる小さなハーブ畑を訪れていました。

大きな翡翠色の瞳が輝く午後、空は鮮やかな青さで、けれど薄い雲がやわらかく陽射しを日なたと陰に分けてくれます。畑では、レモンバームやカモミールが優しい香りをふわりと漂わせ、ミャオの銀色のしっぽがうれしそうにゆれていました。

手のひらでそっと摘んだレモンバーム葉は、まだ夏のぬくもりをたっぷりふくんでいます。その香りを胸いっぱいに吸い込んで、ミャオは「今日はどんなハーブティーにしようかな」と小さく笑いました。

畑の端には小さな木のベンチがあって、ハーブと風の香りに囲まれながら、ミャオはひと休みします。頭上ではツバメが飛びかい、遠くからは噴水広場のやさしい鐘の音が微かに響いて、夏の終わりの気配がほんのり漂う夕方でした。

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