ミャオ・シルヴァは、朝の霧がゆっくりと晴れ始める霧の丘を歩いていました。草葉にはまだ丸い露がきらきらと揺れていて、彼女の指先が静かになぞると、小さく光っては落ちてゆきます。丘の上には澄んだ空気が流れ、どこか遠くから鳥のさえずりが優しく聴こえてきました。
銀灰色のしっぽをふんわり揺らしながら、ミャオは時おり立ち止まっては青空を見上げます。朝のもやが白く残る場所もあり、ほんのり涼しい風が髪を撫でるたび、少しだけ背筋を伸ばしてみたくなります。
「朝露って、なんだか宝石みたい…」
心の中でそう思いながら、ミャオは静けさに包まれてしばらく立ち尽くしていました。今日もまた、小さな発見をそっと胸に抱きしめています。

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