町に夜の帳がおりると、空気はしっとりと蒸し暑く、でも川沿いにはほんのり涼しい風も流れていました。
ミャオ・シルヴァは、灯りがぽつぽつと浮かぶ小道を歩きます。胸の高さまで茂る草むらには、小さな蛍の光が揺らめき、まるで夏の魔法みたい。
川のせせらぎに耳を澄ませると、やさしい水音と、ほんの少し遠くで聞こえる虫の声。ミャオのしっぽが嬉しそうにぴょこんと跳ねて、耳は静かにそよ風を感じています。
足元には金色の光がふわりと舞い降り、翠の瞳がきらりと輝きました。
「夏の夜、蛍の舞う道…なんて贅沢な時間だろう」とミャオは心の中でそっと思いながら、のんびりと川沿いを歩き続けました。

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