07月11日 14:39 月読通りの小さな冒険

月読通りは、午後になるとほんのり冷たい風が通り抜けて、銀灰色のしっぽをふわりと踊らせます。ミャオ・シルヴァはその風を耳いっぱいで感じながら、気まぐれに雑貨屋さんの扉を押しました。

店内には、レモン色の布やガラス細工、線香花火のような夏の新作が静かに並んでいます。一つひとつ、そっと指先でふれてみると、柔らかな布地が手のひらにひんやりと心地よく、しっぽがふわっと立ち上がります。

時おり外から吹く涼しい風がレースカーテンを揺らし、心地よい木漏れ日が小物をきらきらと照らしました。その光に包まれながら、ミャオは目を細めて、小さな鈴のついたアクセサリーを手に取り、小さく微笑みました。

「今日は、ここで小さな冒険だね…」――そんな気持ちで心がほんのり温かくなった午後でした。

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