07月11日 10:47 霧の丘の静かな朝

白い霧が静かに丘を包む朝。ミャオ・シルヴァは、ふわりとしたしっぽを優雅に揺らしながら、霧の丘へと歩き出しました。

足もとに広がる草原には、朝露が宝石のようにきらきらと輝き、小さな花や露を含んだきのこたちがぼんやりとした輪郭を見せています。ミャオは片耳をぴくぴくと動かし、ひんやりと優しい霧の静けさを感じました。

指先で露に濡れた葉をそっとなぞると、冷たさとともに森の香りが立ち上がります。遠くで鳥のさえずりが、柔らかい音の粒となって霧のなかに消えていきます。

「今日はどんな発見ができるかな」そんな小さな期待を胸に、ミャオは音もなく霧の丘を進みました。丘の上には、まだ誰の足跡もない世界が静かに広がっていました。

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