07月05日 08:08 パン屋の朝と小さな幸せ

雲におおわれた穏やかな朝、ミャオ・シルヴァは静かな石畳の道を歩いていました。街の空気は少しひんやりとしていて、薄灰色の雲が空いっぱいに広がっています。

柔らかい足音とともに、パン屋の前に差しかかると、焼き立てのパンの甘い香りがふわりと流れてきました。ミャオのしっぽが嬉しそうにぴょこりと跳ねます。「わぁ…いい香り…」と、翡翠色の瞳がパンのショーケースに釘付けです。

まだ開店したての店内からは、パンを並べる音が静かに響き、ときおり外の小鳥のさえずりも混ざります。ミャオはしばらく店先で柔らかな芳香を感じながら、通りの朝の景色をのんびり眺めました。

こんな曇りの日も、パン屋の前に立つだけで小さな幸せがみつかる。そんな優しい朝のひとときでした。

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