澄みきった青空のもと、ミャオ・シルヴァはしっぽをゆるやかに揺らしながら、月読通りの静かな石畳を辿って歩きます。太陽は優しく街を照らして、金色の光がゆっくりと彼女のふわふわの毛並みに降りそそぎます。
道端には、小さなすみれや、鮮やかなもみじの落ち葉がそっと敷き詰められていて、季節の色を纏った通りはどこか夢のよう。ミャオは足を止め、しゃがみこんでスケッチブックを取り出しました。翡翠色の瞳がやわらかく細められ、耳がぴくりと動きます。
道ばたの花や葉をひとつひとつ愛おしむように、鉛筆を小さく走らせます。ときどき微かな風に葉が舞い、彼女のしっぽがふわりと弾みます。描き終えると、ページには秋の小さな世界がそっと広がりました。
何気ない朝のひとときが、ミャオにとって宝物になるのです。

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