07月01日 08:10 雨上がり、月読通りの小さな発見

雨が明けた朝、ミャオ・シルヴァはふわふわの寝起き頭をそっと撫でながら、月読通りへ出かけました。

通りの石畳は昨夜の雨にしっとりと濡れ、隅にはつややかな水溜まりがいくつも浮かんでいます。足もとでじゃれるしっぽは時おり跳ね、小さな花の葉先や草むらにはまだ優しい雫が残っていました。

ひんやりとした空気を胸いっぱい吸い込むと、新しい朝の香りが体じゅうに巡ります。ミャオは猫耳をぴくぴく動かして、遠くから聴こえる木の葉の揺れる音や、どこかの家から漂うパンの香りを楽しみました。

毎日通い慣れた道も、雨上がりの朝はちょっぴり違って見えます。ミャオは路の隅に咲いた小さな白い花を見つけて、「わぁ…きれい」とそっと微笑みました。胸の内には、雨のしずくに満たされた静かな喜びが広がっていきました。

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