風鈴の庭には、小雨のしずくがそっと舞い降りていました。
色とりどりの風鈴たちが、しっとり濡れて、ひときわ澄んだ音を響かせています。ミャオ・シルヴァは、そっと石畳の上に立ち、雨にふれるガラスの涼しげな響きを静かに聴きました。
空気はしっとりとやわらかく、雨の匂いが甘く漂っています。その中で風鈴のひとつひとつが、小さな詩を歌うように重なり合う音色を奏でていました。ミャオのしっぽも、やさしい音に合わせてふわりと揺れます。
「雨の日も、こんなにきれいな音がするんだなあ」としみじみ思いながら、しばし静かな世界に包まれる時間を味わいました。

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