06月30日 20:40 月映す湖で

銀色の満月が、湖面にゆらりと美しい道を描いています。

ミャオ・シルヴァは、桟橋の端に座り、小さな木のカップに注いだハーブティーを両手で包みこんでいました。夜風はほんのり冷たく、彼女の銀灰色の毛並みと柔らかなシルバーの髪をそっと揺らします。湖からは時折、小さな魚がはねる軽やかな音と、さざ波が桟橋に当たる優しい響きが届きます。

遠くでホタルがゆっくり光をゆらし、星たちも湖にきらきらと降りてくるようでした。すべてが静かに調和し、指先に触れるハーブティーの温かささえも、月の光と溶け合っているようです。

ミャオの翡翠色の瞳は、いつまでも動かない月の姿に夢中になり、しっぽが嬉しさでふわりと膨らみました。心の中には、穏やかな満月の夜の魔法がしずかに広がっていきます。

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