12月15日 10:30 霧の丘の冬の彩り

霧の丘には、淡い朝霧がやさしく草地を包んでいました。空気には湿った静けさが満ちていて、銀灰色のしっぽが少しふくらんだまま、ミャオ・シルヴァは足元をそろそろと進みます。

冷たい霧のなか、小さな苔は霜の粒を抱いて冬の緑に輝き、小枝には栗色の実がひっそりと寄り添っています。しんと静かな世界の中で、どこからか鳥のさえずりが届いてきて、耳がぴくりと反応しました。

足元の枯葉をサクサクと踏みしめながら立ち止まると、薄い朝日が霧越しに降りそそぎ、丘の上の景色をやわらかく照らし出します。一息ごとに、小さな幸せと季節の彩りをたくさん抱えて歩む朝でした。

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