06月27日 10:35 朝露の木道と鳥の声

木道の板は、朝の露でしっとりと冷たく光っています。その上を、ミャオ・シルヴァは傘をくるくる回しながら、しっぽをゆるやかに揺らして歩いていました。

空はやわらかい曇りに覆われていて、陽の光はまだ遠慮がち。でも、湿った空気の中で聞こえてくるのは、ピィピィ、チチチ、と飛び交う野鳥たちの声です。耳をそっと尖らせると、どこか遠くでキツツキが木をつつくリズムも混じっています。

足元には丸い朝露が小さくきらめき、歩くたびにミャオのしっぽがほんのり跳ねます。ときおり立ち止まっては、草むらに隠れる白い小鳥の影を探し、静かに微笑みました。

あたりはほんのり湿った緑の香り。遠くの町並みも、今日はしずかに息をひそめているようです。ミャオは小さな満足を胸に、また一歩、木道の先へ足を進めました。

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